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岡田随象教授が日本学術振興会賞を受賞

2020年12月

大阪大学大学院医学系研究科 岡田随象(ゆきのり)教授(遺伝統計学)が、第17回(令和2年度)日本学術振興会賞を受賞しました。日本学術振興会賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を見い出し、早い段階から顕彰することで、その研究意欲を高め、研究の発展を支援することにより、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させることを目的としています。

選考は、各分野を代表する我が国のトップレベルの学術研究者により構成される審査会で厳正な審査が行われ、受賞者を決定しました。 受賞対象者は、人文学、社会科学及び自然科学の全分野において、45歳未満で博士又は博士と同等以上の学術研究能力を有する者のうち、論文等の研究業績により学術上特に優れた成果をあげている研究者としています。

日本学術振興会賞受賞HPより

授賞理由 は、「大規模疾患ゲノム情報の遺伝統計学解析による病態解明と新規創薬手法の開発」 です。
(受賞理由について

受賞コメント

このたびは、日本学術振興会賞という名誉ある賞を賜り、大変光栄に感じております。遺伝統計学は、ヒトゲノム情報と形質情報の因果関係を統計学の観点から評価する学問分野です。私はこれまで、大規模疾患ゲノム情報を対象とした遺伝統計解析を通じて、疾患感受性遺伝子の同定や病態解明、新規創薬どのように貢献できるのか、をテーマとした研究活動を行ってきました。ヒトゲノム研究は、決して一人の研究者でできるものではありません。これまで研究を支えてくださった多くの皆様に、この場を借りて深く御礼申し上げます。今回の受賞を励みに、より一層の研究に邁進する所存です。今後ともご指導・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。