渡部 健二 教授(医学科教育センター)が着任しました

教授 渡部 健二 (わたべ けんじ)
大阪大学の医学教育における強みは、伝統ある研究者養成と充実した臨床実習です。この強みをさらに発展させ、世界で活躍する研究者、臨床医を育てたいと考えております。一方、教育の継続的改良が長期的課題です。教育調査研究部門(IR)の機能を発揮させ、教育をデータに基づいて分析し、将来の意思決定および計画立案に役立てたいと思います。まずは、新型コロナウイルス感染症対策に全力を尽くします。
これまでの業績の紹介
私は医学部を卒業後、内科医としての研鑽を積みながら、基礎医学教室で研究に従事しました。2004年より医学教育の扉を開き、卒前教育のみならず卒後教育の改革を進めてまいりました。教育における代表的な業績は、ペーパーテストによる卒業試験を廃止し、思考や技能も評価する総括試験を導入したことです。その他、阪大病院の初期研修では研修プログラムの充実を図るとともに、研修医による基礎研究を支援しています。
略歴(主なものを抜粋)
平成6年3月 | 大阪大学 医学部医学科 卒業 |
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平成6年4月 | 大阪大学 医学部附属病院において臨床補助の研修に従事 |
平成6年6月 | 医員(研修医)(大阪大学 医学部附属病院) |
平成7年6月 | 市立豊中病院 技術吏員(平成9年3月まで) |
平成13年3月 | 博士(医学)(大阪大学) |
平成13年4月 | 大阪大学 医学部 研究生(~H15.3) |
平成14年12月 | 研究員(COE)(大阪大学大学院生命機能研究科) |
平成16年4月 | 大阪大学 大学院医学系研究科 助手 |
平成19年4月 | 大阪大学 大学院医学系研究科 助教 |
平成26年7月 | 大阪大学 医学部附属病院 准教授 |
令和2年4月 | 大阪大学 大学院医学系研究科 教授 |