2019年3月3日に、大阪市中之島において「医学伝習150周年記念事業」として、記念式典、記念学術シンポジウム及び祝賀会を開催しました。

大阪大学医学部は、明治新政府の命により国内初の官立病院として明治2年（1869年）に上本町大福寺に仮設された大阪仮病院・大阪医学校からつながっていることから、このたび、平成31年（2019年）に、大阪仮病院創設から150周年を迎えるにあたり、記念事業として、記念式典・記念学術シンポジウムの開催、医学伝習百五十年史の編纂等を行っています。
当日は、教職員や学生のほか、名誉教授や卒業生、他大学関係者など、約330名が参加しました。
記念式典では、オープニングセレモニーとして、本事業を記念して作成した動画を放映しました。金田 安史 大学院医学系研究科長による開会の辞、西尾章治郎 大阪大学総長による挨拶の後、柴山 昌彦 文部科学大臣、根本 匠 厚生労働大臣、アルト・ヤコビ 駐日オランダ王国大使、横倉 義武 日本医師会長、岸本 忠三 公益社団法人 医学振興銀杏会（大阪大学医学部学友会）理事長から祝辞を賜り、その後、文化勲章受章者の顕彰を行うなど、医学伝習150周年の歴史と重みを感じることのできる式典となりました。

引き続き、記念学術シンポジウムとして、医学部・医学系研究科、医学部附属病院、未来医療の現況報告の後、竹田 潔 教授（免疫制御学）から「阪大免疫学研究の潮流」、続いて、澤 芳樹 教授（心臓血管外科）より「循環器診療の進歩」として記念講演が行われました。

その後、祝賀会では、吉川 秀樹 大阪大学理事・副学長の挨拶、門田 守人 日本医学会長、茂松 茂人 大阪府医師会会長、前川 重信 関西医薬品協会会長から祝辞を賜り、盛会のうちに閉会となりました。