奥田 真弘 教授(薬剤部)が着任しました

教授 奥田 真弘 (おくだ まさひろ)
大学病院には、「高度医療の提供」「高度医療人の育成」「高度な医療技術の開発」に加え、高度医療を安全に実施する役割があります。薬剤部は、医薬品の的確に供給するとともに各診療科・部門と連携し、個々の患者に適した薬物療法を安全かつ効率的な提供する必要があります。阪大病院は、臨床研究中核病院やゲノム医療連携拠点病院をはじめ、大学病院として特徴的な機能を担っています。薬剤部門では、業務、教育、研究の面から阪大病院の機能を支えることで、社会貢献と情報発信に努めたいと考えています。
これまでの業績の紹介
京都大学薬学部を卒業後約30年間、一貫して大学病院薬剤部門に所属し、医療を取り巻く環境や薬剤師の役割の変化を目の当たりにしてきました。前任地の三重大学では附属病院の全面新築移転に関与し、医薬品の安全かつ効率的な供給に加え、薬剤師がチーム医療の一員として専門性を発揮することで、高度な薬物療法を安全・安心かつ効率的に実施できるよう体制整備を図りました。教育研究面では専門性の高い薬剤師の育成を図るとともに、主に医薬品適正使用を指向した臨床研究並びに基礎研究を薬物動態学的側面から展開し、薬剤業務の科学的基盤構築に努めました。
略歴(主なものを抜粋)
昭和62年3月 | 京都大学薬学部薬学科 卒業 |
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平成5年4月 | 京都大学医学部附属病院 薬剤部 助手 |
平成6年7月 | 博士(薬学)(京都大学) |
平成11年4月 | 米国バンダービルト大学メディカルセンター 腎臓部門 リサーチフェロー |
平成12年7月 | 米国エール大学医学部 細胞分子生理学部門 ポストドクトラルフェロー |
平成14年3月 | 京都大学医学部附属病院 薬剤部助手(復職) |
平成14年4月 | 京都大学医学部附属病院 薬剤部講師 |
平成14年11月 | 京都大学医学部附属病院 助教授・副薬剤部長 |
平成16年10月 | 三重大学医学部附属病院 教授・薬剤部長 |
平成30年11月 | 三重大学医学部附属病院 病院長補佐(安全・経営担当)(併任) |
令和元年5月 | 大阪大学医学部附属病院 教授・薬剤部長 |