久保 盾貴 教授(形成外科学)が着任しました

教授 久保 盾貴 (くぼ たてき)
器官制御外科学講座 形成外科学
形成外科では、癌切除後の再建から、先天性体表異常、外傷、腫瘍、そして美容外科まで扱います。そのため、手術がバラエティーに富んでおり、また、手術自体が創造性に豊かで、それらが形成外科の大きな魅力であります。その分、一人前の形成外科医の育成は容易とは言えませんが、着実に全領域の手術を習得できる専攻医教育システムを構築し、優秀な形成外科医を育成していきたいと思います。診療においては、これまで以上に、教室一丸となり、全力を尽くすことは言うまでもありません。そして、形成外科領域では、基礎研究がまだまだ未発達ですので、今後は、基礎研究もどんどん行っていきたいと思います。
今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
これまでの業績の紹介
臨床では、頭頚部再建や乳房再建などの再建外科を専門とし、多くの新しい手術法を発信してきました。それ以外にも、先天性体表異常、顔面・四肢外傷、下肢静脈瘤、皮膚皮下腫瘍など、形成外科のほぼ全ての分野の手術も行っています。基礎研究では、末梢神経再生と皮膚創傷治癒をテーマとして参りました。現在は、特に、瘢痕を残さない医療の実現を目指し、研究を行っております。
略歴(主なものを抜粋)
平成8年3月 | 大阪大学医学部医学科 卒業 |
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平成8年4月 | 大阪大学医学部附属病院において臨床補助の研修に従事 |
平成8年6月 | 医員(研修医)(大阪大学医学部附属病院) |
平成9年6月 | 住友病院 形成外科研修医 |
平成10年6月 | 大阪大学医学部 研究生(皮膚科学教室) |
平成10年11月 | 医員(大阪大学医学部附属病院) |
平成15年4月 | 大阪大学 大学院医学系研究科 助手(~H19.3) |
平成16年6月 | 博士(医学)(大阪大学) |
平成17年7月 | ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院形成外科 研究員 (研究休職:~H19.6) |
平成19年4月 | 大阪大学 大学院医学系研究科 助教 |
平成20年4月 | 大阪大学 大学院医学系研究科 講師 |
平成21年4月 | 大阪労災病院 形成外科 部長 |
平成25年7月 | 大阪大学 大学院医学系研究科 講師 |
平成27年5月 | 大阪大学 大学院医学系研究科 准教授 |
平成31年3月 | 大阪大学 大学院医学系研究科 教授 |