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中尾 和貴 教授(附属動物実験施設)が着任しました

教授 中尾 和貴 (なかお かずき)

生命現象の解明において必須である実験動物の飼育環境を整え、利用しやすい環境を整備し提供すると同時に、生殖・発生工学の技術を駆使して効率的な変異マウス作製と生産・維持・管理などを確実に行うことで、研究の推進に協力します。また、新しい技術の導入や開発を積極的に行うことで、より効率よい変異動物の作製支援を目指します。

これまでの業績の紹介

これまで主として、実験動物のマウスを用いてガラス化法による受精卵の保存法を開発し、従来の系統保法としての利用に加えて、ガラス化保存した受精卵を用いた、計画的な変異マウス作製システムを開発し、多数の変異マウスを提供して参りました。また、これら生殖・発生工学支援と同時に、大規模な動物施設を設計・整備し運営して参りました。

略歴(主なものを抜粋)

 

平成元年3月 北里大学 獣医畜産学部畜産学科 卒業
平成元年4月 財団法人 実験動物中央研究所 技術補佐員(発生工学研究室)
平成5年3月 九州大学 文部技官教務員(生体防御医学研究所附属発生工学実験施設)
平成8年4月 東京大学 医科学研究所 教員(幹細胞シグナル分子制御寄付研究部門)
平成12年12月 独立行政法人 理化学研究所 研究員(発生・再生科学総合研究センター 変異マウス開発チーム)
平成19年4月 独立行政法人 理化学研究所 ユニットリーダー(動物資源開発室動物実験支援ユニット)
平成22年2月 博士(医学)(神戸大学)
平成22年7月 東京大学 准教授(東京大学 大学院医学系研究科 疾患生命工学センター 動物資源学部門)
平成26年6月 (兼務)豊橋技術科学大学 非常勤講師
令和元年9月 大阪大学 医学部附属動物実験施設 教授