ナレッジキャピタル超学校「阪大発の最先端医学研究に触れる」~第2回 免疫のカナメ「抗体」はどのようにできるか?~
5月15日に大阪大学大学院医学系研究科・大阪大学免疫学フロンティア研究センター・ナレッジキャピタル主催のサイエンスカフェを大阪市内で開催しました。シリーズ第2回目は、免疫学フロンティア研究センターの井上 毅 特任准教授(分化制御)が、「免疫を司る抗体」をテーマに話題を提供しました。
インフルエンザワクチンの仕組みと言った身近な話題から出発し、免疫が記憶される仕組みや抗体の特徴が説明された後、免疫を記憶する細胞で働く遺伝子の研究が紹介されました。個人の免疫を記憶するB細胞を調べると感染の履歴が分かることや、遺伝子配列からでは構造が分からない抗体について構造が分かっているタンパク質を見本にAIで予測していく手法など、免疫学研究の最前線に触れました。
今回はキャンセル待ちの方もいらっしゃったようで、会場も非常に関心高く聞き入っている様子が印象的でした。