患者様へ

研究ご協力のお願い

筋炎、ミオパチー、筋ジストロフィー、運動ニューロン病、ニューロパチーなど難治性神経・筋疾患で大阪大学医学部附属病院で筋生検を受けられた方へ

難治性筋疾患における変性過程に関与する蛋白と脂質の解析

  • 研究の目的・意義
  • 筋炎である封入体筋炎、筋ジストロフィー、特異的な筋内構造異常を伴うミオパチーなど、原因不明の難治性筋疾患は、その多くが原因不明であり治療法は少なく、また効果も限定されています。
    難治性筋疾患における変性筋に含まれる蛋白や脂質の分布を解析することで、疾患の病因や病態を明らかとし、将来の治療に役立てたいと考えています。
  • 研究期間
  • 2010年7月から2015年6月末まで
  • 研究の方法
  • 研究に用いる筋組織は、患者さんの診断のための検査において取り出されたものの残りを使わせていただきます。具体的には、病理組織標本を用いて特定の蛋白や脂質の発現を調べます。
  • 研究機関
  • 大阪大学大学院医学系研究科 神経内科学
  • 浜松医科大学 分子解剖学教室
  • 対象となる方
  • 封入体筋炎含む筋炎、筋内構造異常を特徴としたミオパチー、筋ジストロフィー、運動ニューロン病、ニューロパチーなど難治性神経・筋疾患で当院で診断のために筋生検を受け、「患者さんの検体を研究、医学教育目的に使用させていただくことについてのお願い」に同意いただいた方。
  • 予想される利益と不利益
  • この研究の結果が、患者さんに有益な情報をもたらす可能性はありません。しかし、本研究の成果は医学の発展に寄与するもので、将来患者さんと同じような病気に苦しむ方々の診断や予防、治療などがより効果的に行われるようになることが期待されます。
  • 個人情報の取り扱い
  • この研究で得られた結果は、貴重な資料として学会や医学雑誌に公表されることがあります。その場合、患者さんの個人情報は、外部からは特定できないよう厳重に管理されます。また、この研究が適切に行われているかを確認するために関係者がカルテなどを見ることがありますが、その場合もプライバシーは守られます。
    また、この研究は共同研究ですので、この研究で得られた情報を取りまとめるために、当院以外の機関にあなたの情報を提供する可能性がありますが、あなたを特定できる情報は含まれません。この研究について、さらに詳しい内容を知りたい場合は、研究責任者あるいは外来担当医師までお問い合わせください。
  • 問い合わせ先
  • 大阪大学大学院医学系研究科 神経内科学
  • 研究責任者:隅 寿恵(すみひさえ)/職名:助教
  • 電話番号:06-6879-3571
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