患者様へ

研究ご協力のお願い

「Sema4Aおよび関連分子による多発性硬化症の病態解明」に関する研究

  • 研究の対象
  • 大阪大学神経内科に通院および入院をされた方で、?@「血清Sema4A測定による多発性硬化症の治療反応性予測に関する研究」(2012年~)、あるいは?A「神経筋疾患の病態解明(2012年~)」の研究に対して協力に同意され、検体(血液など)を提供いただいた方。
  • 研究目的・方法
  • 多発性硬化症の患者さんでは、炎症性に関連する物質(サイトカイン、セマフォリン)や、キサンチンオキシダーゼなど活性酸素(ROS)産生に関与する物質が増加していることがわかってきました。これらの結果に基づいたさらなる解析や、診断法や治療標的として研究を継続しています。また、多発性硬化症以外の神経疾患の患者さん(視神経脊髄炎、パーキンソン病をはじめとしたパーキンソン症候群、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、筋ジストロフィー、アルツハイマー病、脳卒中等)でも炎症機転が病態に関与していることが明らかとなってきています。これらの神経疾患における炎症機転の特徴を明らかにすることにより、疾患の診断、治療につながると考えられることから、これらの患者さんの協力をいただき検体(血清、脳脊髄液)中の炎症性サイトカイン、ケモカイン、セマフォリン分子群、白血球表面抗原、キサンチンオキシダーゼ、などの内容物を測定しています。上記項目について全て大阪大学内での測定を行っていましたが、測定物質のひとつであるキサンチンオキシダーゼ活性の測定については、当院で血液検体を処理した後、帝人ファーマ株式会社生物医学総合研究所薬理研究部に送られ測定を行うことを予定しています。検体は匿名化して送られますので、個人情報が漏れることはありません。もし、研究方法の変更にあたり、研究への同意撤回を希望される場合は診療上の不利を受けることなく同意を撤回することができます。その場合は、下記の問い合わせ先までご連絡ください。同意撤回手続きが完了し次第保管してある検体を廃棄します。ただし、同意撤回の時点で既に研究に使用されデータが得られていた場合には、そのデータに関しては使用される場合があります。
  • 研究期間
  • 2012年08月27日~2023年03月31日
  • 研究に用いる試料・情報の種類
  • 情報:病歴、治療歴、副作用等の発生状況、カルテ番号 等
  • 試料:血液 等
  • 研究組織
  • 大阪大学大学院医学系研究科神経内科 奥野龍禎
  • 富山大学附属病院神経内科 中辻裕司
  • 近畿大学医学部神経内科 楠進
  • 医療法人セレス さっぽろ神経内科クリニック 深澤俊行
  • お問い合わせ先
  • 本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
  • 照会先及び研究への利用を拒否する場合の連絡先
  • 大阪大学大学院医学系研究科神経内科 研究責任者・研究代表者 奥野龍禎
  • 住所:大阪府吹田市山田丘2-15
  • 電話番号:06-6879-3571
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