患者様へ

研究ご協力のお願い

当科に脳卒中で入院されておりました方へ

ICTを利用した医療機関での脳卒中急性期診療の包括的改善のためのスキーム開発のための多機関共同観察研究

  • 研究の対象
  • 2020年10月1日から2023年12月31日の間に、急性期脳卒中の治療を受けた患者さん
  • 研究目的・方法
  • 脳梗塞とは、何らかの原因で脳を流れる血液が不足し、脳細胞が障害される病気です。主な原因は動脈硬化や心房細動などの不整脈で、主な症状としては、麻痺、感覚障害、呂律の周りにくさなどが現れます。発症後間もない脳梗塞では、詰まった血管の先にまだ完全に脳細胞が死滅していない領域が存在し、その部分の脳細胞を救うために血管の再開通療法が行われる場合があります。Recombinant tissue plasminogen activator (rt-PA)静注療法や血管内治療といったこれらの方法は、発症早期に行うほど効果が得られやすいと言われています。そのため現在、病院到着から治療開始までの時間を短縮するために世界中で様々な工夫がなされています。その1つとして、我々は、ITを使用して脳卒中急性期診療支援するTask Calc. Stroke 3 (タスカル3)というITシステムを開発し、それを脳卒中診療に活用するためのプログラムを開発してまいりました。本プログラムを導入することにより医療現場での情報共有がスムーズになり、来院から治療開始までの時間が短くできることが期待されています。今回の研究では、本プログラムを全国の様々な病院に導入することで、各病院の診療プロセスに与える影響と、その影響に関連する因子を明らかにすることを計画しています。そのことを通じで、脳卒中診療により有効なプログラムを開発することを目指しています。 今回、多施設での同プログラム導入による治療開始までの時間短縮効果を明らかにするために、前向き研究として患者さんを登録したいと考えています。
  • 研究に用いる試料・情報の種類
  • 情報:年齢・性別、身長、体重、既往歴、合併症、発症前後の身体状況、脳卒中病名、重症度、症候性出血の頻度、画像データ、血液データ等
    試料:なし
  • 外部への試料・情報の提供
  • 情報は、匿名化した上で、電子配信により特定の関係者以外がアクセスできない状態で藤田医科大学に収集し管理されます。対応表は、当科の研究責任者が保管・管理します。
  • 研究組織
  • 研究責任者 藤田医科大学 脳卒中科 教授
    松本 省二
    研究分担者 藤田医科大学 脳卒中科 教授
     中原 一郎
    研究分担者 藤田医科大学 医療の質管理室 教授
     安田 あゆ子
    研究分担者 藤田医科大学 脳卒中科 客員准教授
     沖田 慎平
    共同研究機関
    東京都立産業技術大学院大学 産業技術研究科 教授
     小山 裕司
    岐阜大学 医学部附属病院 先端医療・臨床研究推進センター 助教
     石原 拓磨
  • 問い合わせについて
  • 本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。 ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。 また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
  • 照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
  • 大阪大学大学院医学系研究科神経内科学 講師 藤堂謙一
  • 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2
  • 電話 06-6879-3571
  • 研究責任者: 大阪大学大学院医学系研究科神経内科学 講師 藤堂謙一
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