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~スポーツと健康による新たな産学共創~ 「サイバースポーツコンプレックス構想シンポジウム」

公開講座・セミナー

~スポーツと健康による新たな産学共創~
「サイバースポーツコンプレックス構想シンポジウム」

日時平成29年1月26日(木)14:00~18:00
場所大阪大学コンベンションセンターMOホール


~スポーツと健康による新たな産学共創~
「サイバースポーツコンプレックス構想シンポジウム」

大阪大学では、箕面新キャンパスや豊中キャンパスの再整備を見据え「サイバースポーツコンプレックス構想」をとりまとめるとともに、新たな産学連携(産学共創)に挑戦すべく、キックオフシンポジウム開催いたします。

大阪大学のスポーツサイエンスに関する取り組みは、2013年文部科学省「大阪大学COI拠点」採択によるセンシング技術開発、2015年スポーツ庁「スポーツ研究イノベーション拠点形成プロジェクト(SRIP)」によるスポーツ現場での研究・実証、2016年設立「データビリティフロンティア機構」によるビッグデータ収集と利活用など多岐にわたり、今回の「サイバースポーツコンプレックス構想」は、これらの医学・工学・情報科学などの異分野の研究を融合し、新たな価値の創造を目指すものです。

関西の自治体や経済界においても、2019年「ラグビーワールドカップ」、2020年「東京オリンピック・パラリンピック」、2021年「関西ワールドマスターズゲームズ」、さらには健康長寿の実現をテーマとした2025年の大阪万博の誘致を契機とした、健康・スポーツ関連産業の活性化や地域振興への取組みが急速に進みつつあります。

このような中で、今回のシンポジウムでは、大阪大学の「サイバースポーツコンプレックス構想」の紹介と、プロスポーツやスポーツ関連産業等における先端的な取り組みや構想への期待、さらには、新たな産学共創の可能性について、議論いたします。

スポーツ、ヘルスケア、医学、IoT、ICT、ビッグデータ、AI(人工知能)などからの新しい価値や産業に興味ある方々に広く参加をご案内いたします。

▼ 概要

■日 時:2017年1月26日(木)14:00‐18:00

■場 所:大阪大学コンベンションセンターMOホール

(吹田市山田丘1-1 https://55099zzwd.coop.osaka-u.ac.jp/convention/map.html

■参加費:シンポジウム=無料(情報交換会18:00~:3000円)

■主 催:大阪大学CSC構想シンポジウム実行委員会
(事務局:大阪大学産学連携本部、大阪大学データビリティフロンティア機構,
大学院医学系研究科・医学部附属病院 産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ)

■後 援(予定):大阪府、大阪市、東大阪市、関西広域連合、近畿経済産業局、関西経済連合会、
大阪商工会議所、関西経済同友会、関西ワールドマスターズゲムーズ2021組織委員会

■参加費:シンポジウム=無料(情報交換会=3000円)

■問い合わせ先:大阪大学CSC構想シンポジウム実行委員会事務局

(同大学院医学系研究科・医学部附属病院 産学連携クロスイノベーションイニシアティブ内)
電話:06-6210-8204/Email:office★cii.med.osaka-u.ac.jp (★→@に変更ください)

参加申込は https://www.kinki.cci.or.jp/kentei/apply.php?seq=9096

▼ プログラム(案)

【開 会】開会挨拶

【第1部】14:05-大阪大学の産学共創へ向けた新たな挑戦

「データビリティフロンティア機構におけるスポーツデータ利活用」(仮)
大阪大学 理事・副学長(研究担当) 八木 康史

「大阪大学の新たな産学共創」
大阪大学 理事・副学長(産学連携、病院運営担当) 吉川 秀樹

「スポーツ・ヘルスケア研究・教育・社会貢献をめざした
次世代共創型『サイバースポーツコンプレックス構想』」(仮)
大阪大学 大学院医学系研究科 教授 中田 研

【第2部】15:15-スポーツ分野における先端的取り組みと大阪大学への期待

「スポーツ×ビッグデータで広がる未来」(仮)
SAPジャパン株式会社 ネクストイノベーションデベロップメント シニアマネージャー 吉越 輝信 氏

「産学共創によるスポーツ関連商品・サービス開発」(仮)
美津濃株式会社 (講師調整中)

「ラグビーW杯を見据えたスタジアム利活用」(仮)
東大阪市長 野田 義和 氏

「ワールドマスターズゲームズ2021を契機としたレガシー創出について」
関西ワールドマスターズゲームズ2021組織委員会 事務局長 大西 孝 氏

【第3部】16:50- パネルディスカッション

「サイバースポーツコンプレックス構想による新たな産学共創の可能性」
モデレーター:中田 研  (大阪大学医学系研究科 教授)

【閉 会】18:00-

【情報交換会】18:00- 会場:ポプラ通り福利厚生会館「クルール」

日時:2017年1月26日 (木) 14:00 から 18:00

主催:大阪大学CSC構想シンポジウム実行員会

協賛:大阪府、大阪市、東大阪市、関西広域連合、近畿経済産業局、関西経済連合会、関西経済同友会、大阪商工会議所、関西ワールドマスターズゲムーズ2021組織委員会

場所:大阪大学コンベンションセンターMOホール

参加登録:必要(Web)

連絡先:事務局(大学院医学系研究科・医学部附属病院 産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ内)
office@cii.med.osaka-u.ac.jp

 

第374回 大阪大学臨床栄養研究会(CNC)

日時平成29年2月13日(月)18:00~
会場大阪大学医学部 講義棟2階C講堂(吹田市山田丘2-2)
テーマ関節リウマチの環境因子
講師大阪大学大学院医学系研究科
呼吸器・免疫アレルギー内科学 講師 楢崎雅司先生


代表的な免疫疾患である関節リウマチは遺伝背景を有する個体に環境因子が加わることによって抗CCP抗体出現などの免疫異常が生じ、ある時点で多関節炎を発症すると考えられている。関節リウマチの治療では早期診断し、疾患活動性の寛解を目指して積極的に加療していく治療戦略が良い予後につながる。現在、生物学的製剤などの内科的治療薬が進歩普及し、戦略に沿った治療で多くの患者さんが臨床的寛解に到達できるようになって来た。これからの関節リウマチの診療は発症前介入や発症予防を考える時代になるであろう。
遺伝背景による関節リウマチ発症リスクの評価とともに、介入できる環境因子を同定し、対処していくアプローチが発症予防に重要である。これまで、喫煙、歯周病、腸内細菌叢の乱れなどと関節リウマチ発症の関連が指摘されており、中でも喫煙は最も関連の強い発症因子と考えられている。これらの環境因子がどのような機構で免疫異常を引き起こし、関節リウマチに関与しているのかは興味深い。また、疫学からは低気圧、ストレスや食事内容などは関節症状の悪化との関連が指摘されている。
今回は関節リウマチの発症や増悪に関与するとされる環境因子について概説する。臨床現場においては患者さんから日常生活の注意点などを尋ねられることも多いが、どのようなことを指導するべきかを提案したい。

世話人:呼吸器・免疫アレルギー内科 田中 敏郎
E-mail:ttanak@imed3.med.osaka-u.ac.jp



次回、第375回CNCは、木原進士先生のお世話で平成29年3月13日(月)開催予定です。