公開シンポジウム みんなで「未来」をどうつくる? ~実験室での生殖細胞研究のELSIを考える~
概要
3月11日(月)に公開シンポジウム「生命の動きをみて学ぶライフサイエンス–タンパク質研究の現在と細胞のダイナミズム–」が秋葉原 UDX 4階UDX GALLERY NEXT1(東京都千代田区)にて、開催されます。
このシンポジウムはJST 社会技術研究開発事業「患者市民参画に基づくヒト幹細胞由来の生殖細胞研究のELSI 対応とガバナンス<G-STEPプロジェクト>」において、近年大きく発展し、注目されているIVG研究(幹細胞から生殖細胞を作成する技術)について知見を深め、またELSI(倫理的・法的・社会的課題)の観点から考えることを目的に開催されるものです。
この十数年の間に、iPS細胞などの幹細胞から精子や卵子といった生殖細胞を作成する研究(IVG研究)は大きく進展してきました。それに取り組む研究者たちは、生殖細胞という次世代を作る細胞ができる仕組みの理解を通して生命の不思議に迫ろうとしています。近い将来、ヒトのiPS細胞からの作成もできるようになるかもしれません。だからこそ、いま、「いのち」について、あらためて考えるべき時がきています。
本プロジェクトでは、IVG研究のいまと未来について、多様な関係者とともにそのELSI(倫理的・法的・社会的課題)や進め方を考えることを目的としています。今回のシンポジウムでは、IVGの研究者や医療の専門家を交えて、みなさまと一緒に議論を深めたいと思います。つきましては、本イベントの積極的なご周知と当日のご取材・出席をお願い致します。
イベント概要
公開シンポジウム | |
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日時 | 3月11日(月) 14:00 ~ 17:00 |
場所 | 秋葉原 UDX 4階UDX GALLERY NEXT1(ライブ配信あり) |
演題 | みんなで「未来」をどうつくる? ~実験室での生殖細胞研究のELSIを考える~ |
対象者 | 一般市民 |
参加費 | 無料 |
定員 | 対面180名、オンライン500名(事前申込制) |
参加申し込み方法 | 下記URLより事前申込みください https://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/eth/seminar/20240311/ |
【スケジュール】
14:00 開会
14:05 開会挨拶
唐沢 かおり(RInCA総括、東京大学 大学院人文社会系研究科)
14:10 プロジェクトの紹介
加藤 和人(大阪大学 大学院医学系研究科)
14:25 講演「IVG研究の現状」
林 克彦(大阪大学 大学院医学系研究科)
14:45 講演「精巣組織からの精子産生」
小川 毅彦(横浜市立大学 医学研究科)
15:05 休憩
15:20 プロジェクトの取り組みについて
「患者市民参画パネルの設立に向けて」
古結 敦士(大阪大学 大学院医学系研究科)
「IVG研究のELSIの整理」
鹿野 祐介(大阪大学 COデザインセンター)・山下 大輔(大阪大学 大学院医学系研究科)
「生殖補助医療の規制整備に関する議論の整理」
村岡 悠子(大阪大学 大学院医学系研究科)
15:55 パネルティスカッション
指定発言:木村 正(大阪大学 大学院医学系研究科)
パネリスト:
加藤 和人(大阪大学 大学院医学系研究科)
林 克彦(大阪大学 大学院医学系研究科)
小川 毅彦(横浜市立大学 医学研究科)
木村 正(大阪大学 大学院医学系研究科)
苛原 稔(徳島大学 大学院医歯薬学研究部)
村岡 悠子 (大阪大学 大学院医学系研究科)
16:55 閉会の挨拶 加藤 和人(大阪大学 大学院医学系研究科)