第2回腹部大動脈瘤講演会 『腹部大動脈瘤患者に対する 世界初のトリカプリン投与試験』
概要
大阪大学大学院医学系研究科は、7月5日(金)に会場+Webのハイブリッドで、第2回腹部大動脈瘤講演会『腹部大動脈瘤患者に対する世界初のトリカプリン投与試験』を開催します。
腹部大動脈瘤は、高齢者・男性・喫煙者に多くみられ、少子高齢化に伴い国内外で増加傾向です。患者数は国内で100万人以上と推測されますが、基本的には症状がないため診断されづらく、ゆるやかに増大して突然破裂し命を奪う疾患です。現時点で有効な治療法は手術のみで、発症を抑える、または進行を食い止めるための有効な薬はありません。予防的な手術は、直径50mm以上の腹部大動脈瘤で実施が検討されますが、それまで患者さんはいつ破裂するかわからない不安と絶えず向き合わなければなりません。
腹部大動脈瘤の主な原因は動脈硬化とされていますが、それ以外にも遺伝や免疫、血流などの様々な要因があるとされており、はっきりとその成り立ちがわかっているわけではありません。心臓血管外科・循環器内科等で対応することが多い疾患ですが、他疾患の精査で偶然CT検査・超音波検査等に映り込むことが多く、いずれの科であっても腹部大動脈瘤に対する基本的な知識は重要と考えます。
今回の講演会では、腹部大動脈瘤の基礎的・臨床的な観点から著明な先生方にご講演いただき、知識のアップデートを図ります。また本学で5月17日より開始された特定臨床研究「腹部大動脈瘤患者に対する世界初のトリカプリン投与試験」についても試験概要等をご紹介いたします。
イベント概要
第2回腹部大動脈瘤講演会 『腹部大動脈瘤患者に対する世界初のトリカプリン投与試験』 | |
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日時 | 2024年 7月 5日(金曜日) 18:30-20:00 |
会 場 +Web | 大阪大学吹田キャンパス:最先端医療イノベーションセンター(CoMIT)1F マルチメディアホール http://www.comit.med.osaka-u.ac.jp/jp/access.html |
対象者 | どなたでも可 |
参加費 | 無料 |
定員 | 100名 |
参加申し込み方法 | 下記URLより事前申込みください: https://forms.gle/DV4VcxPSYQQNCcRa8 |
【スケジュール】
18:30~18:40 開会のご挨拶
大阪大学医学部附属病院 病院長 野々村 祝夫
大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 未来医療センター センター長 名井 陽
18:40~19:00 基調講演(1)
座長:島村 和男(大阪大学大学院医学系研究科 心臓血管外科 准教授)
「腹部大動脈瘤の病理 ー臨床的、基礎的知見からー」
海野 直樹(浜松医療センター 院長)
19:05~19:25 基調講演(2)
座長:財満 信宏(近畿大学農学部 応用生命化学科 教授)
「大地の恵み・母の恵みの栄養成分 トリカプリン」
平野 賢一(一般財団法人栩野財団 代表理事/大阪大学大学院医学系研究科 中性脂肪学共同研究講座 特任教授)
19:30~19:50 講演
座長:平 将生(大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 未来医療センター 副センター長)
「腹部大動脈瘤患者に対する世界初のトリカプリン投与試験 (F-HAAAT試験)」
樺 敬人(大阪大学大学院医学系研究科 中性脂肪学共同研究講座 特任研究員(常勤))
梁川 雅弘(大阪大学大学院医学系研究科 放射線統合医学講座 放射線医学教室 准教授)
【問い合わせ先】
講演会事務局:大阪大学大学院医学系研究科 中性脂肪学共同研究講座 特任研究員(常勤) 樺 敬人
Email: aorta@cnt-osaka.com
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