第406回 大阪大学臨床栄養研究会(CNC)
第406回 大阪大学臨床栄養研究会(CNC) | |
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日時 | 令和4年2月14日(月)18:00〜 |
開催方法 | Zoomによるオンライン開催 |
テーマ・講師 | 「子どもの健康と環境」~エコチル調査を通して見えてきたこと~ 国立循環器病研究センター |
概要 | 子どもの健康と環境に関する全国調査(通称エコチル調査)は、子どもの健康に影響を与える環境要因を解明するという目的で、2011年1月より全国で10万組の親子を対象に開始された出生コホート調査である。本調査は、国立環境研究所が中心とり、国立成育医療研究センターや全国15箇所のユニットセンターが連携して実施されてきた。胎児期から小児期にかけての化学物質曝露が、子どもの健康、即ち、身体発育、先天奇形、性分化、精神神経発達、免疫系、代謝・内分泌系などにどのような影響を与えるかを検証するため、胎児期から生後13年間にわたる追跡調査が現在も行われている。エコチル調査開始から10余年経過し、母体の嗜好歴、様々な微量元素や栄養摂取が、早産、低出生体重児、妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群といった周産期予後や、妊産婦の抑うつや児の神経発達などに与える影響について、各ユニットセンターが発表してきた。本日の講演では、これら発表の一部をお示しして、エコチル調査を通して分かってきた日本における子どもの健康と環境との関連について紹介する。 ※本研究会は医学系研究科 単位認定セミナーです。 |
世話人:産科学婦人科学 冨松 拓治
E-mail: tomimatsu@gyne.med.osaka-u.ac.jp
次回、第407回CNCは消化器外科Ⅱ土岐祐一郎先生のお世話で6月13日(月)開催予定です。