第87回 未来医療セミナー
研究科主催セミナー
第87回 未来医療セミナー | |
---|---|
日時 | 2015年3月9日(月)18:00~19:00 |
場所 | 大阪大学大学院医学系研究科 最先端医療イノベーションセンター棟1階 マルチメディアホール |
演題 | トランスポーターを標的とした創薬 |
演者 | 金井 好克 教授 (大阪大学大学院医学系研究科 薬理学講座(生体システム薬理学)) |
概要 | トランスポーターは、その分子実体が明らかにされる以前より、利尿薬、抗うつ薬等の汎用される治療薬の標的として重要な位置を占めてきた。同時に、薬物動態の支配要因として、薬物の吸収・分布・代謝・排泄における膨大なデータが蓄積されている。近年、ポストゲノムの新技術の適用により、生体機能/ 病態との関連性の理解に大きな進展が見られ、新たな切り口からの創薬を導く素地が形成されつつある。講演では、がん細胞に高い特異性をもって発現亢進するアミノ酸トランスポーターを標的としたPETプローブと抗腫瘍薬の開発についての演者らの研究を紹介しつつ、トランスポーターの新たな創薬ターゲットとして意義について考えたい。 講演終了後、情報交換会を同棟1階ホワイエにて開催。 |