第422回 大阪大学臨床栄養研究会(CNC)
| 第422回 大阪大学臨床栄養研究会(CNC) | |
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| 日時 | 令和8年8月31日(月)18:00〜 |
| 開催方法 | Zoomによるオンライン開催のみ |
| テーマ・講師 | 「プレコンセプションケアから考える妊孕世代の女性の栄養管理」 |
| 概要 | プレコンセプションケア(以下、プレコン)とは、「性別を問わず、適切な時期に性や健康に関する正しい知識を身につけ、妊娠・出産を含めたライフデザインや将来の健康を見据えて健康管理を行う取組」をいう。若い世代の男女が健康を維持・増進することは、健全な妊娠・出産の機会を高めるとともに、次世代の健康の向上にもつながる。わが国では、こども家庭庁が2025年より「プレコンセプションケア推進5か年計画」を開始し、国を挙げた普及・推進が進められている。 プレコンが注目される背景には、妊孕世代女性における低体重・低栄養の増加がある。これらは月経異常や排卵障害、不妊の要因となるだけでなく、妊娠した場合には低出生体重児や早産などの周産期リスクを高め、さらに児の将来の健康にも影響を及ぼすことから、世代を超えた健康リスクの連鎖が懸念されている。 プレコンには、神経管閉鎖障害の予防を目的とした葉酸摂取の推奨をはじめ、必要な栄養素を過不足なく摂取するバランスのよい食事、適正体重の維持、健康的な生活習慣の実践などが含まれる。 プレコンセプション期からの栄養介入が母体の栄養状態を改善し、出生アウトカムの向上につながることも国内外の研究で報告されている。国際産婦人科連合(FIGO)は2015年に“Think Nutrition First”を提唱し、生殖年齢にある男女の栄養は本人のみならず次世代の健康にも影響を及ぼす重要な公衆衛生上の課題として、医師、看護師、助産師、管理栄養士、薬剤師、行政、教育機関など多職種が連携して取り組む必要性を示している。 本講演では、プレコンセプションケアの視点から妊孕世代女性の栄養状態の現状と課題について概説するとともに、妊娠・出生アウトカムとの関連を示す最新の疫学研究の知見、プレコンセプション期からの栄養管理の重要性について紹介する。 ※本研究会は医学系研究科 博士課程の単位認定セミナーです。 |
世話人:産科婦人科 婦人科外来医長 河野 まひる
E-mail:kawano@gyne.med.osaka-u.ac.jp
次回、第423回CNCは、小児外科 中畠 賢吾先生のお世話で2026(令和8)年11月9日(月)に18:00~開催予定です。
